2010-01-01から1年間の記事一覧

逆メタボ

スティール・ボール・ランのレビューを書こうと思い立ってずいぶん経つが未だに書けていない。準備中ですらない。 忙しいとは罪なことだ。 スティール・ボール・ラン (1) ジャンプコミックスposted with amazlet at 10.04.22荒木 飛呂彦 集英社 おすすめ度の…

とりとめなく。ねがい。

家族と団らんを交えて夕食の席に着いた後、試しに買ってきた缶コーヒーを飲む。ダイドードリンコ株式会社のデミタスコーヒーを美味しくいただけて気が安らぐ。王様はロバの耳でお馴染みの王様の名前がデミタス王だったかデミダス王だったか忘れたが、そこか…

諸君、私は筋肉が好きだ

最近、多くのサイトで『鉄風』という漫画のレビューをよく見かけました。総合格闘技を取り扱った女子格闘漫画です。 私が見てきたレビューはどれも同じ調子で同じ特徴を語っていました。本来ならライバル役に起用するであろう性格の登場人物を主人公に起用し…

保留

097 第六章続き - 物語の紡ぎ手と虚構の住人 「僕は、今にして、レイクが調査員を募集した最大の理由を悟ったよ。あの調査団のぼんぼんは、進路を切り開くための駒を欲していたってわけだ。僕らのことを農耕用の畜生程度に見ていたわけだ」「そうよ、あのぼ…

会話が成り立たない

098 第六章続き - 物語の紡ぎ手と虚構の住人 「てめえら馬鹿か、そんなんで山猫がとれるかよ!」 何がそんなに逆鱗に触れたのか知らないが、彼の怒りは凄まじかった。顔が真っ赤になったかと思うと鼻血を出した。一目で剛毛と分かる真っ黒の口ひげに赤い液体…

095 第六章 - 物語の紡ぎ手と虚構の住人 朝、葉の上には露がひとしずく乗っかっていた。旅の相棒は僕よりも先に起きて、露を舌先で舐めて回っていた。相棒は、本日中に人里にたどり着けると安請け合いした。彼女はそして僕の横を音もなく通り過ぎていった。…

書きたい欲望、読まれたい欲望

こう考えてみてはどうだろう? 書きたい欲望と読まれたい欲望は別個のものである、と。 どうしても読まれにくい形でしか書けず、しかしそれが自分にとって解毒作用を期待しての急務であるというのなら、そのように書くしかないのだから、逃れようがない。 だ…

セキセイインコのセイテキコウフン

ペットを飼うことに否定的な意見を持つのは、単純に彼の世話をするのが億劫だからだ。糞便が汚いということもあるし、餌をやる出費のこともあるし、何より、死なれては気分が悪い。あるいは病的な強迫観念のせいでもある。籠に入れられている鳥、ケージをう…

ダーダリンダデーダリン

ライライ、ライラライ♪ ライラライラライラライ♪ ――ではなくて、この歌に出てくる「謎のおじさんバルタザール」の歌が聴きたいのに、探しても見つからない。 無性に聴きたくなってきた。 ダーダリンダデーダリン、ダーダリンダドン 頭にこびりついている。 −…

はてな放浪記、読み物を求めて

はじめに 私は脳髄の空腹を満たしてくれるような美味しい文章に出逢ったとき、ブックマークで「読み物」のタグをふってとっておくのですが、気が付けば「読み物」タグをふった記事は百を軽く越えてしまっていました。 はじめの頃こそ「読み物」タグのなかで…

ネタにマジレス

なんたらかんたら: 意 味 不 明 な 歌 詞 ずーっと前にブクマして、ずーっと忘れていたのだが、ふっとなにかの拍子に思い出し、どーしても気になってしまって、どうにも我慢がならなくなって、突っ込みたくなった。 愛はコンビニでも買えるけどもう少し探そ…

狭い路地に路駐するやつってなんなの

季節柄、蝉なんて鳴いちゃいないけど、季節が季節であっても蝉なんて鳴いちゃいない早朝であれば三十分で到着できる会社に、昨日は一時間以上かかったし、タイムカードを押したのは遅刻になる三分前、ギリギリセーフ。夜勤ですよ日勤のみなさんは早く帰って…

よき文章の根元を司るたった一つの真実(会話仕立て)

「僕だってはじめのころは、ちまたでいうところの文章力を養おうとしていたんです。読点を適切に打ち、意味の取りやすいよう短い文章を心がけ、曖昧だったりどちらとも取れる表現を控えるよう努めていたんです」 「新聞記事のような……?」 「そうです。コラ…

動物系(ゾオン系)についてのメモ

ワンピ最新巻(57巻)を読んで、白ひげ海賊団1番隊隊長マルコが動物系の実の能力者だと発覚*1。これを受けて動物系の実についての見解をあまり目にしたことがないことに気付き、今の内に記しておこうと思い立った。もし誰も書いていないなら先駆者だ、これ…

続・筆銀物語〜どこかの誰かの言葉の中で〜

筆銀物語 百の夜が過ぎ、百の絶食が続き、一行は氷に閉ざされた世界を歩み続けた。 彼らは口々に弱音を吐いた。吐き続けた。呼吸のように。 しかし日々がいかに過酷でもペンギンたちはいつしか慣れる。踏み重ねた弱音の上に謀叛を企てる革命家気質の血の滾り…

世界一有名なネズミより世界一賢いクマが好き

たまにはトンデモ本の紹介でもすんべー。 あ、タイトルは内容とほとんど関係ありません。ごめんなさい。 でもプー・ベアーの話ですよ。関係ないのはネズミのほうです。 クマのプーさんの哲学posted with amazlet at 10.02.14ジョン・T. ウィリアムズ 河出書…

朝食

うどん専門の「のらや」が好き。外食といえば「のらや」。 兄弟を引き連れて、今日は「わがまま天食 温たま鰹醤油うどん」を頼んだ。大盛りでも普通盛りでも値段は変わらないが起きて間もなかったので普通盛り。(この分だと就寝前の食事は茶碗一杯の白米と…

【転載】クジラはおさかなさん【天才?】

【写真】南太平洋でデート楽しむザトウクジラ | Joongang Ilbo | 中央日報 ザトウクジラの画像は素敵なのですが、記事が…… 普段は海水温が低い高緯度地方で過ごし、繁殖期間には熱帯や亜熱帯水域に移動して産卵する 産卵て。思わずクジラが体外受精している…

同じポーズ

日の昇らぬうちに出勤し、日が沈んでから退社する日々に現実を疑うが、それよりも信じがたいのは土曜日から日曜日に日付が変わるそのときについに仕事が終わって、神聖なる安息日が穢れることだ。日曜日は満ちた月のように一秒の欠落もなく安息日でなければ…

詩と散文の私的なイメージ

あくまでイメージの話 私にとって散文とは、表面をなぞるものであり囲うもの。言葉は曖昧で、実体がなくて、常に不完全で、それゆえに「まさにこれ」と指で指して示すことができず、伝えたい事柄の周囲を行ったり来たりして覆うことでその中心にあるものを連…

アイコン遍歴

ほんとどうでもいいことですけど。 何度かアイコンを変えたので履歴を残しておく。 初期のアイコンはこれのイラスト部分。 某サメさんには戦乙女ゆわれましたけど乙女じゃないです、野郎です。 チキンラーメン&チーズ。一日だけ、これに変えた。 今はこれ、…

『蔵の中』に見る語りの力

思い川・枯木のある風景・蔵の中 (講談社文芸文庫)posted with amazlet at 10.01.24宇野 浩二 講談社 売り上げランキング: 111409おすすめ度の平均: 宇野浩二の本領発揮 思い川Amazon.co.jp で詳細を見る 書き出し そして私は質屋に行こうと思い立ちました。…

メモ:ワンピースの覇気について

現行で56巻。コミックス派。 知らないからこそ考える、覇気の正体。 覇気の特徴 覇気には種類があって、覇気によって特性が異なるっぽい。 とりあえず、覇気にできることをば、列挙。 ロギア、パラミシアの防御を無効にする ピカピカの実の能力者である黄猿…

音で繋がる勘違い

もう、いつになるのか、正確なところは覚えていないが、「うそぶく」を「嘯く」と書くのだと知ったのはキーボードを叩いて打った文字が変換されたときのことだった。私は新鮮な驚きに見舞われた。特に強く思いこんでいたというわけでもないが、「うそぶく」…

また一段落

サブアカでアップしていた小説がまた一区切りついた。 年を越して、一ヶ月以上アップし続けて(うっかり忘れて一日開いてしまったが)、書いた日数も百を超えて……本家のダイアリー(ここ)の日数が追い越されそう。 アップしながら、誰も読まないし読ませよ…

カロンセ50

アリッタキユカユが死ぬとき、イナズマのやうに激しさを増して、ウクレレの調べに似た心音が、エナメルの鈍い輝きの中へ、オシロイで装った女達と、カンダラムジムジの腕に抱かれて、きえていく定めにあったが、くものような脳みその、ケニングの深みと、こ…

ワンピの敵役賛美――底知れぬ監獄所長

前置き 面白さが加速を続け留まるところを知らない『ONE PIECE』もすでに56巻目に突入です。ジャンプ購読組には最終回も近いのではないかという人までいます(尾田先生が今は全体の半分と宣言してますけどね!)。今後とも応援を続けていきたい漫画であり、…

ダイアリーのテスト。あとで消すかも。

で、ついでにつぶやく。 http://alfalfalfa.com/archives/381120.html読んだ。 いやいやいや、時間を売ってくれよ、たくさん買うから。 給与の半分だして買うから。

サボテンの花

中学三年生の修学旅行は北海道だった。綺麗なガラス細工の小物を売っている店でミスチルの曲がオルゴールで収録されているCDとサボテンのガラス細工を買った。前者は千円だったが後者の値段は覚えていない。 小さなサボテンの置物はコーヒーキャンディのよう…

柔らかい土をふんで、を読んで、

『柔らかい土をふんで、』を読んで、私は去年すでに数回も味わってしまった挫折を今年に入ってまだ一時間というところでまた味わいました。(深い読みができるようになったのに反し、読書への集中力や持続性が失われてしまっていることに早くも老いを感じて…