『バトゥーキ』終わっちゃった。

最後がマキマキで、そこはいろんなところで言われてるように、すごくもったいないし、とてもがっかりさせられるのだけど、読めてよかった。 打ち切りなのか何なのか、事情を知らないまま好き勝手なことを言わせてもらえるなら、最終話につなげるためにあと三…

ダン飯読み返したから、雑記をしたためる

ダンジョン飯、アニメ化されたのをきっかけに読み返してみたけどよく練られたお話でした。 レッドドラゴン戦って四巻だったのか。こんな早かったとは。 いろんな設定が噛み合ってゲーム的な状況に妥当性を持たせてるのが面白い。 「迷宮は欲望により変化する…

仕事やめたった

退職したので、一連の流れを書き留めておこう。 ●7月末の賞与面談で退職意思を表明(週末) ●翌週、退職希望者面談を行ってもらい8/31に退職が決定 (盆休みまで働いて、残りは有休で消化) お盆に入ってからニート生活! ●9/15すぎたあたりで離職票が届い…

ジョジョリオン完結――ルールとの格闘――

ジョジョ第八部『ジョジョリオン』が完結したので、雑感を書く。 既読前提で書くので、ネタバレ等への配慮はない。 あと、まとまりなくて読みづらい文章で、すまない。 ●世間一般としては、ジョジョリオンは退屈なイメージ? ジョジョのシリーズの中では非常…

『バトゥーキ』雑感

バトゥーキとは幻の格闘技の名前でもある その技は現代カポエイラの源流の一つとも言われる 私はカポエイラを解き明かす為 バトゥーキを求め放浪していた だが バトゥーキはもうどこにもなかった バトゥーキは失われた格闘技 ―― 『バトゥーキ』5巻より引用 …

人生論ノート――怒について

怒について。 この項目では冒頭からキリスト教について語られています。 キリスト教について少し予習しておくとしましょう。 アダムとイヴが禁断の果実を食べたため、神の怒りを買い、楽園を追放されたというくだりはみなさんご存じかと思います。 そのせい…

キングクリムゾンの能力

ジョジョの第五部がアニメ化されて、その出来映えもなかなか、ボスも登場してテンションだだ上がり中。そのテンションに乗じて、ボスの能力について説明しようと思った次第。 本記事を読むに当たっての注意事項 ・本記事では、筆者がキングクリムゾンの能力…

じゃんげまの単行本が発売された件

ブログ更新久しぶり。 はてなダイアリーって寿命あとどれぐらい? いつかはてなブログへ強制移設されるんだろうなぁ。 いや、そんなことを話したいわけではない。 今回は junk gaming maiden こと 『じゃんげま』の話がしたいんだ。 これは四コマ漫画のタイ…

結月ゆかりっていいよね2

去年聴いていた結月ゆかりソング、自分まとめ用。 ねじ式 さんの曲。 『フリィダム・ロリィタ』 踏みっぱなしの韻が気持ちいい。 PVは檀上大空さんの作。 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ 引退詐欺Pでおなじみの SLAVE.V-V-R さんの曲から。 『ブスに巨乳って意味あんのかよ』 タイ…

ウザク本

なにやらウザク本第二弾が出る予定らしいので、第一弾の感想を遅まきながら、やる。 ウザク本第一弾。 すなわち『麻雀 傑作「何切る」300選』 麻雀 傑作「何切る」300選作者: G・ウザク,福地誠出版社/メーカー: 三才ブックス発売日: 2016/08/06メディア: 単…

インコの対立

唐突だが、我が家で飼っている二羽のインコ、その対立について語りたい。 まずその二羽を紹介しよう。 チョキちゃん。 セネガルパロット。 和名はネズミガシラハネナガインコで、その名の通り頭部はねずみ色。羽は黄緑色。腹部は黄色で、この部分がV字を描く…

イメージで打つ大正義マンガン理論

去年はウザク本*1、平澤本1*2、平澤本2*3やカニ本*4、押し引き本*5などを読みあさった。 どれも良書で、中級者を対象として書かれている。 どの本からも学ぶところはあるが、言ってしまえば、どの本も書いていることは一緒というか、どこかで読みかじった…

結月ゆかりっていいよね

あけましておめでとうございます。 昨年は結月ゆかりにはまっていました。 それまでボーカロイドの楽曲なんて興味も引かれなかったし、少し聴いてみても高音がキツすぎて好みに合わなかったり、また、オリジナルテイストが強すぎたり、アマチュア臭が気にな…

今更、第弐門の感想とか

『修羅の門 第弐門』の最終刊を年末に読み、本作についていろいろと感慨深く思ったので、ここに綴る。 その性質上、ネタバレしていくスタンスになる。あしからず。 (講談社コミックス月刊マガジン)" title="修羅の門 第弐門(18) (講談社コミックス月刊マガジ…

麻雀と博打の親和性〜麻雀放浪記を読んで〜

麻雀放浪記、青春篇を読みました。 麻雀放浪記 1 青春篇 (文春文庫)作者: 阿佐田哲也出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/10/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (27件) を見る 帯を見ると藤田晋社長の推薦文が書かれています…

麻雀本放浪記

前回に引き続き、新たに読んだ麻雀本の感想を書く。 『現代麻雀技術論 実践編』 『麻雀基本形80』 『魔神の読み』 以上の三冊を読んだ。 どれも良書だったが、とりわけ上二つがまさに求めていた内容だった。 『現代麻雀技術論 実践編』 もっと勝つための現代…

麻雀を覚えてよかったこと

麻雀を覚えてよかったこと!? んなもん、麻雀漫画を読めるようになったことの他にあるかよ! これに勝るものはない! というわけで、読んだことのある麻雀漫画を紹介します。 『賭博堕天録カイジ』賭博堕天録カイジ(1) (ヤンマガKCスペシャル)作者: 福本伸行…

路上は罠だらけ

今年は交通事故に縁がある。 まったくもって望ましくない縁だが。 通勤で車を使うようになってずいぶん経つが、今年まで事故に巻き込まれたことはなかったし、事故が起きる瞬間を目撃したこともなかった。起きるときは続けて起きるものなのか。 はじめて事故…

チョキグリ

茨城のペットショップではしょっちゅう喧嘩ばかりしていたインコのチョキちゃんとグリちゃんも、お客さんに買われて東京へ越してきたとき、ここには自分たちふたりしかいないのだ、ふたりで寄り添って生きていくしかないのだと観念したのか、仲良くなった。 …

ブログの話

ブログを更新する癖がすっかり抜けて、何年か経ってしまった。 何年経ったのかと履歴を見返す気もない。 三木清の『人生論ノート』について、せめて一年に一度は記事を書こうとしていたが、今年の夏はついに身体が動かなかった。次は「怒について」の章だ。…

愛と勇気だけが

アンパンマンマーチにあるよね。 「愛と勇気だけが友達さ」 小学生たちが笑うよね。 愛と勇気しか友達いないのかよー。 ってね。 でも大人になると笑えないよね。 愛と勇気だけが。 だけが友達。 すごいことだ。 ふつうは怠惰とお友達になってるはずだ。 し…

サイバーフォーミュラ TV版まとめ

1話 ハヤトが偶発的にアスラーダのドライバーとして登録される回 OVAから入門した身としては、世界観の違いに唖然とさせられた。マッハ555ぢゃねーかっ! と突っ込まずにいられない。*1あと、日吉がスゴウチーム在籍だったことにも笑ってしまう。 スゴウ…

[新編]叛逆の物語 見た。

まどかマギカの劇場版を見た。 いろいろあって、今頃になってようやくやっとの視聴。 何も書かずにはいられないので、何の価値もなくても、書いておこう。 DVDで購入したつもりだった。 ブルーレイだった。 何を言っているのか(ry ポルポル割愛 PCで視聴…

イギリス文学が好きだったらしい

灯台へ (岩波文庫)posted with amazlet at 14.02.05ヴァージニア ウルフ 岩波書店 売り上げランキング: 116,774Amazon.co.jpで詳細を見る バージニア・ウルフの『灯台へ』は僕が知っている小説の中でも五指に含まれる名作だ。至高の小説の一つといっても過言…

【呟き】かわいくはないと思う

脱力したので、勢いで書いておく。 灯台へ/サルガッソーの広い海 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-1)posted with amazlet at 13.10.11ヴァージニア・ウルフ ジーン・リース 河出書房新社 売り上げランキング: 290,917Amazon.co.jpで詳細を見る 『灯台へ』…

人生論ノート――名誉心について

p45 名誉心と虚栄心とほど混同され易いものはない。しかも両者ほど区別の必要なものはない。この二つのものを区別することが人生についての智慧の少なくとも半分であるとさえいうことができるであろう。名誉心は極めて容易に虚栄心に変ずるものである。個々…

数珠繋ぎのメモ帳 『嵐が丘』の実況録

おおエミリー 数多の先達が血肉や魂で作ったというのに そなたはそれを骨で成したのか 開幕自作ポエムですみません。 今回も『嵐が丘』です。 岩波文庫から出ている河島弘美訳をはじめて読んだときに一章ごとにメモを取っていたので、それをまとめて今回のエ…

雲の上に王国を描く偉大な精神に惹かれて

嵐が丘(上) (岩波文庫)posted with amazlet at 13.07.14エミリー・ブロンテ 岩波書店 売り上げランキング: 42,287Amazon.co.jpで詳細を見る嵐が丘〈下〉 (岩波文庫)posted with amazlet at 13.07.14エミリー ブロンテ 岩波書店 売り上げランキング: 43,498Am…

レトリック感覚 自分用まとめ

書評に類するブログ記事を書くということは、 その書物を二度読むということであった。 直喩だとか隠喩だとかいったレトリックの名称それ自体は中学・高校の国語の授業で習うものだし、国語便覧を繙けば必ずまとめられている。(手元の『最新国語便覧』では…

数の抽象性とか かけ算の順序とか

かけ算の順序について、 結構前から話題になっている。 ブクマ巡りをしていても頻繁に目にする。 僕自身はこの話題について積極的な言及は控えてきた。 さわらぬ数学(算数だが)に祟りなし……である。 しかし、どういうわけかつい最近思い出したのだ、ずっと…