朝食



 
 うどん専門の「のらや」が好き。外食といえば「のらや」。
 兄弟を引き連れて、今日は「わがまま天食 温たま鰹醤油うどん」を頼んだ。大盛りでも普通盛りでも値段は変わらないが起きて間もなかったので普通盛り。(この分だと就寝前の食事は茶碗一杯の白米と納豆一パックになりそうだ……)
 汁に浸っているうどんは猫舌ゆえ忌避しているので普段はぶっかけうどんを注文しているが、こちらも汁がないので耐えられるだろう、と。そしたらどうだ、温たま、恐るべし。惚れました。
 
 のらやで初めて知ったのは、ゴボウの天ぷらのおいしさ。ゴボウってこんなにうまかったっけ?
 だんらんなんてこれっぽっちもない。みんな飢えた豚のようにうどんを食う。美味しいものを前にしたらウマイゾーとか叫んでられないッスよ味王のオッチャン。
 
 
 
 食べ終わると幸せな気分になれる店は案外少ないのではないかと思う。まあ、店のせいじゃないケースの方が多いのだが。たとえば、飲み会やらで焼肉なんか食べるといつも最悪の気分になる。この世に、腹が裂けそうなほど食べ過ぎないで終われる焼肉なんてあるだろうか? 焦げた野菜が一つも残らずにすむ焼肉なんてあっただろうか? 量の問題はいつもついて回る。そう言った相性の面でも「のらや」は私と合う。
 
 
 幸せの余韻に浸っていると、早く帰りたそうな弟たちの眼差しが。分かる。私もガキの頃はそうだった。食べ終えれば長居は無用とばかり立ち去りたかった。でも今はコーヒーの一つも頼んで三十分くらいだらだらとしていたい。
 いいからお前ら、『孤高のグルメ』と『珈琲時間』読め。

孤独のグルメ 【新装版】
久住 昌之
扶桑社
おすすめ度の平均: 4.5
3 魅力的な漫画作品。
3 ☆孤独ではなく、珍道中グルメ漫画です!。
5 まさしく孤独のグルメ
5 これは味ではなく食べ方を読むグルメ漫画だ。
5 お勧めです。
 
珈琲時間 (アフタヌーンKC)
豊田 徹也
講談社
おすすめ度の平均: 4.5
5 粒よりの豆が揃ってます
4 どこかでみたような
5 さあコーヒーを飲もう今すぐに
5 いい感じです・・・
4 珈琲は小道具?
 
 
 
 
 
 ここからは余談。(この前までも余談だけど……)
 
 この後カラオケに行ったら弟が「i do」を歌った。そのためにロシア語選んだんだもんな、お前はスゲーよ。