覇気の解説がやっときた、ONE PIECE 61巻

 覇気の解説がやっときた!
 (……って、ネットで目まぐるしく情報がやりとりされる現代社会で、僕はかなりすっとろいことを書いているのではないか……?)

 発売日から少し経っていますが、やっと読めました。
 現在最新の61巻にございます。
 未読の方はご注意を。本エントリにはネタバレがあります。
 既読の方も、ここには薄っぺらいことしか書かれていないのでご注意を。

覇気

 いつのまにやらルフィの賞金額が4億となっておりました。いつ、どのタイミングで増額されたのか分かりませんが。(見逃してるだけか?)
 パシフィスタのレーダー等から4億ジャストのようです。
 天竜人への暴行、インペルダウンの囚人の脱獄煽動、白ひげvs海軍の戦争に参戦したのだから当然といえば当然ですが、突然すぎて面食らいました。ルフィ以外の額は変化しなかったのでしょうか。*1
 
 それはそうと、61巻にしてやっと覇気の正体がやっと明かされました。気配を読む、気合を出す、威圧するといった人に備わっている力(気)を顕著に引き出したもののようです。
 
・見聞色の覇気 (気配)
武装色の覇気 (気合)
・覇王色の覇気 (気迫)
 
 他に分かっていることをざっと列挙してみます。
・覇気を使うには、覇気の資質に先ず目覚める必要がある。(60巻 p193)
・覇気の資質に目覚めるには、長期の鍛錬が必要。(同上)
・または何らかの(精神的な?)ショックにより覚醒する。(同上)
・中将クラスの海兵は覇気を操れる。(同上)
・見聞色と武装色は、その強度を鍛えて伸ばすことが出来る。(61巻 597話)
・覇王色は鍛え上げることが出来ない。浴びせる対象をコントロールすることは出来る。(同上)
・人には得手不得手があり、覇気の適性にも偏りがある。(同上)
 
 物語が二年後へジャンプする*2前の段階で、ルフィは覇王色の覇気に目覚めています。更に、二年後、ルフィはパシフィスタに覇気を纏った打撃を浴びせました。つまり、武装色の覇気を使えていることになります。洗練されているとレイリーからのお墨付きでもあります。
 しかし、見聞色の覇気はまだ披露されていません。ルフィは偽物のゾロとサンジを本物と思い込んでいました。レイリーが、まだ当人を目視で確認する前から「ルフィはシャボンディ諸島に上陸している」とルフィの存在を知覚できていたことを考えると、ルフィの見聞色の覇気のレベルはあまりよろしくないのかもしれません。
 とすると、見聞色の覇気に関しては、そちらの資質が高そうなコビーの方が上を行っているのかもしれません。
 

過去エントリで予想したところを確認してみる

メモ:ワンピースの覇気について - 備忘録の集積
「ロギア、パラミシアの防御を無効にする」
 武装色の覇気は悪魔の実の能力者の実体に触れることが出来る手段なので、正解。当然、ゾオン系の防御も無効に。


「パラミシアの攻撃を無効にする」
 多分、そんなことはない。単に武装色の覇気により高まった防御力が、ルフィのゴムゴムを弾いただけだったようだ。


「攻撃力の上昇」
 正解。


「先読み」
 正解。とはいえ、見聞色の覇気の底はまだ見えない。ロジャーの万物の声を聞く力も覇気かどうか分からない。


「失神させる」
 正解。でも、覇気の名前に「色」がつくわけが分からない。別に目を瞑っていてもくらってしまうようだ。
 

二年経ち、成長した麦わらの一味

 一言、二言、三言ほど言いたいのは、
・ウソップの筋肉が素敵すぎる。
・フランキーの変化が強烈すぎる。弱体化していたとしても一向に構わない。サニー号と合体しても構わない。
・尾田先生はサンジをどうしたいんだ、変態にしたいのか、フランキーの立場がないぞ。
 

60巻のこと

 エントリ書かなかったので、前の巻のことで少し。

ONE PIECE 60 (ジャンプコミックス)
尾田 栄一郎
集英社 (2010-11-04)
売り上げランキング: 155

 バギーがp185で伝書バットから書簡を受け取っているが、七武海勧誘の内容しか想像できない。
 七武海に勧誘するにあたって政府が最も重要視するは「影響力」だ。
 バギーの影響力はハンパない。白ひげvs海軍戦で世界が注目する巨大画面にアップで映ったこと、白ひげや赤髪との深い関係、高額賞金首を数多く内包する戦力……。影響力、知名度、将来性、どれを取っても(見た目として)ずば抜けている。
(モリアもこんなふうにして七武海加盟が決まったのかな、と少し思った。それをいうならティーチの加盟はクロコダイルやハンコックのような一億未満の賞金額の海賊が七武海入りした経緯の焼き直しとも見られる。)
 バギーを七武海入りさせれば脱獄したインペルダウンの囚人もある程度は政府の手に取り戻せたとして面子は守れるかな、と。

*1:チョッパーの手配書は相変わらずのようでした(61巻 p99参照)。ブルックはやっと世間的に麦わらの一味に仲間入り、手配書の写真は人の頃のもの、金額は3300万。

*2:週刊少年ジャンプだけに