だだっ広い草原に一軒の家を持ちたい。訪れるものは風だけの寂しい場所で惚けて死にたい。遠くでぽつり、ぽつりと立っている木は書割なのか、歩み寄って確かめる意欲すら乏しい死んだ心で空を見上げる。神話に曰く巨人の脳が雲となった。神話の語り手を笑う…
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