じゃんげまの単行本が発売された件
ブログ更新久しぶり。
はてなダイアリーって寿命あとどれぐらい?
いつかはてなブログへ強制移設されるんだろうなぁ。
いや、そんなことを話したいわけではない。
今回は junk gaming maiden こと 『じゃんげま』の話がしたいんだ。
これは四コマ漫画のタイトルだ。ゲーマー女子の集うサークルを舞台に描かれる、いわゆる日常系の作品。
ハードコアゲーマー向けのWEBメディアである『Game*Spark』にて連載され、
読者は月曜日にある更新を、毎週待ちわびていた。
一度の更新で掲載されるのは、たった一本の四コマ漫画だ。
そう、たった一本だ。
ワイドなコマにフルカラーではあるが、たった一本であることに違いはない。
面白いかって?
まあ、普通だ。
よい意味ではあるが。
「ふつうに面白い」というやつだ。
コアゲーマーにしか分からないような細かいネタがちりばめられている。
でも僕はコアなゲーマーではないから分からないネタの方が多い。
だから読者のコメントを見る。皆の感想はもちろんのこと、ネタを読み解くヒントが綴られている。彼らは週に一度きりの更新を待ちわびていた同志たちだ。きっと中身はオッサンなんだろう。僕もいつのまにかオッサンになってしまった。だがオッサンは可愛い女の子が(特に二次元のが)好きなのだ。登場人物の女の子の萌えポイントを確認し合っては胸をきゅんといわせている。
週に一度収穫された果実は、それを口に含むときはもちろんのこと、そのあとにその味を語り合うときもまた至福を味わう。
どこかの貴族が食後にサロンに集まり晩餐の満足を讃えあうように、解放されたひとときとなる。
それがあの憂鬱な月曜日を乗り切るための糧となっていたことも付け足さないわけにはいかないだろう。
こういった付加価値もすべて込みで、『じゃんげま』は奇跡的なバランスの上に成り立つ黄金の果実だった。
そんな『じゃんげま』が、このたび、ついに単行本化された。
僕は迷わず注文し、コンビニで決済をすませた。あとは本が届くのを待つばかり。
こんな場末のブログまで辿り着いたあなたなら、きっと『じゃんげま』を知っているのだろうが、もし知らないというのなら読んでもらいたい。
Game*Sparkで全話読めるようになっているし、なんならニコニコ静画でも読める。
暇つぶしにでもと読み始めれば、読み終わるまでのどこかできっと気に入るだろう。
そして、えいむちゃん や ろめ子、その他の登場人物を愛でるために単行本を買いたくなるに違いない。
違いないのだ。
これはそういう漫画だから。
(漫画の紹介記事なのに引用画像が一枚もないってどういうことなの……)