我がOS遍歴

Windows XPからVistaに乗り換えるべき10の理由で笑った。そしてそれとはあまり関係ないが私が使ってきたマシンのOSを辿ってみる。


Windows98
 家にやってきた初めてのパソコン。デスクトップ。振り出しに戻した数は多すぎて覚えていない。「ウイルス? どうにもならん。再インストールだ」「カーネルとかいうのをいじっていたら起動しなくなった。起動用フロッピーを使って再インストールだ」「とにかく再インストールだ」パソコンを学ぼうと思ったら再インストールするのが前提であったほうが上達すると今ならいえる。


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Windows2000ME
 母が仕事のためにノートパソコンを購入。
 あとになって「なぜこんなスペックの低いパソコンにしたのか」と訊いてみると選んだのは私だという。そういえばそうだった。あのころは何も知らなかった。最低限、メモリとHD容量とOSを考えるべきだったのに、そういった情報を鑑みた記憶がない。でも、あのころのJoshinにはきっとMEしかなかったのだろうな、今のjoshinVistaしか置いていないように。
 長らく言い続けてきましたよ、このノートパソコンのスペックはどうしてこんなに低いのだろうと。違った。真実はOSにあった。おかげさまでCDから取り込んだ曲を2〜3曲聴こうとするだけでフリーズしてしまうような劣悪な環境にあってもどうにか仕事をやりくりする術が身に付いた。頻繁に上書き保存したり、上書き保存するためだけに万全を期したりと、繊細な扱いが必要なやつだった。


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WindowsME
 父が仕事のためノートパソコンを買った。いつの間にかあった。ときどきフリーズするから怖くてさわれない。
 ミーだって教えてあげているのに正しくはエムイーと読むんだと信じている父は、そのOSの問題児ぶりを知らないのだろうな。


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WindowsXP
 祖父が仕事でパソコンを買った。デスクトップ。信じられない。Eメールも使えないレベルの祖父がパソコンて。今でもディレクトリの概念を持っていないから説明に苦労する。ローマ字入力できないのにパソコンを使おうとする姿勢に無謀の二文字を送ります。
 はじめは速かった。XPの快適さに驚いた。しかしセキュリティが丸裸だと気付き、気を利かせたつもりでAVG*1をいれてやったら、すこぶる遅くなった。メモリ増設したほうがいいよといっているのに、今もまだぎりぎりのメモリでXPを駆っている祖父。とりあえず立ち上がるまでに15分、立ち上がってからWordを起動させるのに5分かかる環境につきあっていけたのは2000MEを体験したおかげです。


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WindowsXP
 祖父が祖母にノートパソコンを買った。
 もうね、意味ないじゃん、ローマ字入力もできないのに使えないじゃん、使わないじゃん、ばーちゃんの仕事は畑が相手でしょうに。
 しかも動作が普通に快適。出番は年賀状を刷るときだけ。操作するため私に招集がかかる。
 大学時代の快適なPCゲームライフはこのノートパソコンのおかげ。


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WindowsXP
 やっと自分の金で自分のPCを購入。Dellで7万ちょっと。
 OSはXP。
 メモリは1GB。
 DH容量は外付けHDがすでにあったので度外視。
 これで完璧と思っていたら、3DのPCゲームが起動できなかった。おかげさまでPC購入の際はビデオカードも参考にしなくてはいけないと知りました。(詳しくはこちら
 とりあえずゲーム以外に支障はでていないので満足している。




 両親も祖父母も自分専用のPCを持っているだなんて、贅沢な家ですね。
 でもパソコンを使えているのは私だけのような気がする。仕事のため必要でワープロくらいしか使わないのなら中古で2万円程度のPCで十分じゃないか?