自作ゲームを完成させるための方法


 ゲーム作ってみたい


 RPGツクール2000は持っているし何度もRPGの創作に挑戦してみたのだけれど完成したのは一つの作品だけで、しかも外部に発表するにはお粗末で。
 自作戦闘への強い執着ゆえに(というよりはデフォルト戦闘が好きになれない)戦闘システムの構築に時間がかかり、情熱もそこで潰えてしまうパターンが続出(というよりは要するに向いてないだけで)。
 今となってはゲームなんぞを作っている時間があったら他にやりたいことが無数にあって、ゲーム創作の優先順位は限りなく低いのだけど、優秀なフリゲをプレイしたりプレイしたことを思い出すと創作したいとだけ強く思う(創作途中に情熱が途絶えてしまうことも十分承知しているにもかかわらず)。


 それでも作りたいと思うなら、予め制作時間を決めておくといいかもしれない。10時間以内、とか。10時間ぽっきりであり、一秒も超過しないと決め、残り三時間くらいになったらどれほど中途半端でもとにかく完成させる方向へもっていかなければならない、とか。

 しかし前もって考える時間は別に用意してもいい。システムとか、魔法(に類するもの)とか、名前とか、目的とか、マップとかを簡単にレポート用紙にまとめるとか。その際、凝ってはいけない。その対極を狙うくらいの心構えでなければならないのではないか。属性なんて導入しようとしてはならない。回復アイテムにバリエーションなど必要ない。

 3分で終わるRPGを目指す、とか。面白くなくてもいいから(面白くないものをつくってもしかたないが、とにかく「ありきたり」ではいけないと思うことだけは避けねば素人に完成はありえない)ゲームを作る。


 主人公は一人。「アレックス」*1
 回復アイテムはたった一種類。「やくそう」とか。*2
 攻撃呪文なども一種類。名前もずばり「こうげきまほうLv.1」とか。*3
 装備とかいらないし。*4
 敵キャラは、雑魚一種類、ボス一匹で。*5
 レベル上昇など考えない。*6

*1:蘇生するためのアイテムや呪文が不要となりますね。

*2:回復量は個数に依存することとなり、強敵との戦闘になるほど戦闘中の回復が困難を極めるので自然とシビアなバランスが演出できる。

*3:回復魔法なんて論外だ。そもそも回復という概念はRPGの面白味やバランスの根幹をなすので、その域にあえて突入しない簡単なところで創作するべき。さもなければゲームは完成しない。計画は頓挫する。

*4:もし登場人物を増やしたいなら攻撃武器だけ用意してそこでキャラの固有性を生み出す、とか。

*5:ボス戦のみイベントで助っ人が加わることにしてもいいし、その助っ人のバリエーションのために事前に分岐イベントを作ったりしても面白いかも知れない。

*6:経験値を考えることは手間取るし、ゲームバランスに苦心すると素人は多くの時間を取られてしまい、完成の前に情熱が冷めてしまう。しかしレベルの概念がなくなると敵との戦闘がただただ時間の無駄となりかねないので回復アイテムか攻撃アイテムが手にはいるようにしておくといいかもしれない