ブックオフで大人買い7700円

 今日は『ダイの大冒険』を22冊購入した。
 思えばこの漫画をはじめて読んだのは小学一年生の頃だった。
 当時は魔法といえば『魔法使いサリー』が思い浮かんだはずだ。ステッキをえいっと振って魔法を媒介するよく分からないもやもやとした力が働くとものを浮かせたり変身させたりいろいろできたり。魔法ってそういうものだろう。それがなんだ、呪文という形態により発動し攻撃的威力を発揮するというじゃないか、痺れるに決まっている。さらには魔法を撃ち出す銃や竜の紋章だなんて格好いいものも登場する始末。あのころの感性は今とは全然違うと実感しながら読み返している。



 それはそうと古本屋では『テニスの王子様』を立ち読みした。
 あの漫画はすこぶるいい。
 『聖闘士星矢』を超えたかもしれないなあと今更ながら思う。あのテンポのよいバトルの呼吸と喉越しはバトル漫画を考える上で大真面目に参考になると断言できる。
 テニスだからできたんだとも思う。格闘漫画や能力バトル漫画ではなかったからこそ、スポーツの縛りというか現実からの逸脱を回避できたというかインフレが起きなかったというか……。
 いや、全部起きていたか……。