ガムだって、味がなくなるまでは人生を彩る

 Myself ; Yourself
 略して「マイユア
 プレイステーション2の恋愛アドベンチャーゲーム(多分)。
 が、アニメ化したときのオープニング曲「Tears Infection」
 直訳で「涙、感染」
 yahoo翻訳で「涙感染症
 それは違うと思うよ、ヤフーさん。

 聞き入ってしまった。
 何遍もリピート。
 いずれ聞き飽きるのだけれども、ハルヒの挿入歌「Lost My Music」やスクールデイズの「記憶の海」のように聞き惚れてしまった。
 聞き惚れている内は、味のあるガム。幻想的な世界に誘ってくれる。現実にいて現実ではない世界。夏休みに図書館でよだれ流して昼寝をしていてもよい権利に代え難い幻想的で個人的な世界。
 こういうのに活力を受けるといつも思い出すのは、セリーヌの『夜の果てへの旅』で、主人公が映画を見る場面。確かアメリカ大陸で職に就いたものの、映画によって活力を得て、どうにかその日を過ごす、みたいな感じのくだり。まさにそれだ。稼ぐために働き、働いて得たお金で労働によって蓄積したストレスを発散しようとする矛盾を風刺するがごとき(というとかなりずれている解釈だが)。現代人、馬鹿じゃね? と一笑に付すような。でも、映画館にしかないんだ、活力は。安っぽいストーリーで活力をため込んで、どうにか深く冷たい海へ潜るのだ。
 なんにしても、味がある内は、人生を支えるぶっとい柱のよう。さ、もう一遍、聞こう。